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世界は狂っているから面白い

海外ニュースの紹介がメインのオピニオン系ブログ。映画好き。

あなたの買い物は支配されている!?10の大企業とありあまるごちそう。

経済 ライフスタイル

たった10個の企業が世界中の、ほとんど全ての食料と飲料のブランドをコントロールしているという記事があった。

以下がそのリストになる。

ネスレ
ペプシコ
・コカコーラ
ユニリーバ
・ダノン
ゼネラル・ミルズハーゲンダッツ等)
ケロッグ
・マース(M&M等)
・アソシエイテッド・ブリティッシュ・フーズ(紅茶のトワイニング等)
・モンデリーズ(オレオ等)

それぞれ数千の従業員を雇い、毎年10億ドルの収益を上げる大企業だ。
この記事は、消費者にその現実を意識させることで企業にポジティブな変化を期待するものだという。

この記事を読んで、『ありあまるごちそう』という映画を思い出した。

ありあまるごちそう [DVD]

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内容(「キネマ旬報社」データベースより)
歪んだ食の世界経済に迫ったフードドキュメンタリー。世界では120億人分の食料が生産されているが、同時に10億人が飢えに苦しんでいる。世界最大の食品会社や最前線で働く漁師、農家、家畜業者に取材を行い、飢餓が生まれるメカニズムを解明する。
出典:amazon.co.jp

この映画は食に関するグローバリズムの矛盾を描いている。
世界を十分に養えるだけの食料が生産されているのにもかかわらず、大企業は利潤を最大化する事しか考えていないので、原料を安く海外から大量に輸入し、そして余ったら容赦なく廃棄しているという。
原料の生産国は飢えているのに、それを輸入した国では大量に廃棄されているという現実がある。
企業は公益を第一としないため、このような矛盾が生じるのだ。

中でも最も強い印象を残すのがラストのネスレのCEOのインタビューである。
彼はジョン・ロックフェラーを彷彿とさせるくらい、取り付く島の無い資本主義の信奉者だ。
企業が儲からないものはすべて敵といった論調で、惚れ惚れするような自己正当化をしてのける。
その中で、水の民営化について語るだが、水の公益性を全く無視して、水が商品になったらもっとみんな水の大切さがわかるだろ?そうしたら水を手に入れられない人のためにそれを提供する必要が出てくる。と、もっともらしいが何を言ってるかわからない、というか単に水の利権を手に入れて儲けたいとしか考えていないのが丸出しで本当に凄い。
このアクセル全開な利潤追求が世界の現状を作っているのか~、と妙に納得してしまう程だ。

グローバル大企業による世界の支配には必ず矛盾が出てくる。
しかし、彼らの勢いを止めるのは到底無理だろう、全ての人の購買意識を流れに逆らって変える必要があるからだ。
個人が現実を知る事から始めるしかないが、世の中の流れが暴流過ぎてどうにもならないんじゃないか、とついつい思ってしまう。